“むっつり”の漢字の書き方と例文
語句割合
沈黙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の沈黙むっつりと云れる調子を以て、きれ/″\とあやしい挨拶を施し、別れてこちらへ来懸ったが、序にと二階を下て用達に行くと、手を洗う後ろに立て居たのは、はからざりき歌ちゃんすなわち小歌で
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
「どうしたんだ、マデック、いやに沈黙むっつりしているじゃないか」
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
もと/\口数のすくない、俗にいう沈黙むっつりの方で、たまたま学友と会することがあっても、そうだそうでないと極めて簡短な語をもって、同意不同意を表白するだけで、あえてはなはだしく論議したことはない
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)