“みひさし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミヒサシ
語句割合
御廂50.0%
御庇50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慈悲の御廂みひさしの下ならば、同じ死ぬにも——狂乱した良人の刃物で殺されるにしても——幾分かなぐさめられる心地がする。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十四初めてまゆを描き、十五すでに簾裡れんりもすそを曳く——と、玉の輿こしを羨まれた彼女も、ことし二十三、はやくも両の乳に三児を抱いて、住むに家もなく、大悲の御廂みひさしにこの寒空の夜をしのごうとは
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御庇みひさしの檜皮の黒み夏まけて映る若葉のさやにまばゆさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
御庇みひさしの檜皮の黒み夏まけて映る若葉のさやにまばゆさ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)