“みぞがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
溝川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人 お待ちなさい、おじさん。(決意を示し、衣紋えもんを正す)私がお前と、その溝川みぞがわへ流れ込んで、十年も百年も、お前のその朝晩の望みを叶えて上げましょう。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神札ふだだの、お水だの、仏壇だの、なんだの、すべては彼の眼にいまわしく見える物を、一抱えも持って行って、溝川みぞがわごみのように打ちすててしまった時に、平次郎は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三門みかどの町を流れる溝川みぞがわの水も物洗うには、もう冷たくなり過ぎているであろう。
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)