“みずしぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水飛沫50.0%
水沫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陽気なピロちゃんが、鮎子さんの腹の下をくぐり抜けて、筏のすぐそばで海豹あざらしのようにひょっくりと顔を出す。間髪をいれずにえらい水飛沫みずしぶきをあげながら、鮎子さんとトクさんが到着する。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
まなじりが張りさけんばかりにクヮッと眼をむき、なにか、眼に見えぬ水中の敵とでも争うような恰好で、凄じい水飛沫みずしぶきをあげながら夢中になって両手で水を叩きまわっていたが、それも束の間で
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
水飛沫みずしぶき
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
おおかた上のプールでは、水泳選手の河童かっぱ連が、水沫みずしぶきをたてて、浮いたりしずんだり、ウォタアポロの、球をうばいあっているのでしょう。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
三十尺もある氷塔アイストゥルムが砕け落ちて、水沫みずしぶきのような雪の粉が、私達のいる崖の上まで巻き上って来る。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)