“氷塔”の読み方と例文
読み方割合
アイストゥルム100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十尺もある氷塔アイストゥルムが砕け落ちて、水沫みずしぶきのような雪の粉が、私達のいる崖の上まで巻き上って来る。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
水色に氷塔アイストゥルムの現われた、頭の上を目がけて、千鳥がけの細道を辿ると、雨はますますひどくなって、つるつる滑る岩角を、一足ごとに踏みしめて行く、荷は相応に肩をひいて
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)