“みさご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
美佐古14.3%
雎鳩14.3%
魚鷹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或日仕入れの爲海邊の市場に行つて、ぼんやり立つてゐると、海の方から一羽のみさごが飛んできた。あつといふ間に一尾の鯛を把んで空中に舞ひ上つた。
「いずれ、それは……その、如是我聞にょぜがもんという処ですがね。と時に、見附を出て、美佐古みさご(鮨屋)はいかがです。」
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雎鳩みさご夜鳴く蹉跎の島
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
純白まっしろの裏羽を日にかがやかし鋭く羽風を切って飛ぶは魚鷹みさごなり。その昔に小さき島なりし今は丘となりて、そのふもとには林をめぐらし、山鳩やまばと栖処ねぐらにふさわしきがあり。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)