“みかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミカン
語句割合
蜜柑96.4%
密柑2.4%
味感0.6%
柚子0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
節子は仏壇のところから蜜柑みかんを二つ取出して来て、一つを繁の手に握らせ、もう一つの黄色いやつを針医の娘の前へ持って行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その中で、密柑みかんと栗の二つの山が一番人目につきやすかったが、その栗の山には、青いチョークで達筆に『最良タンジールス産密柑二個一ペニイ』という札がさしてあった。
燻製つうの博士がこれまでに味わった百十九種の燻製のそのいずれにも属せず、つそのいずれもが足許あしもとにも及ばないほどの蠱惑的こわくてき味感みかんを与えたものであるから
頭に戴けるは「フイノツキイ」(俗曲中にて無遠慮なる公民を代表したる役なり)の假髮かづらにて、目に懸けたるは柚子みかんの皮をりぬきて作りし眼鏡なり。