“まるばやなぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸葉柳25.0%
円葉楊25.0%
圓葉柳25.0%
圓葉楊25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びっこを引き歩きながら「丸葉柳まるばやなぎは、やまオコゼは」と、少し舌のもつれるような低音バス尻下しりさがりのアクセントで呼びありくのであった。
物売りの声 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
丸葉柳まるばやなぎ」のほうはどんな物だか、何に使うのか、それについては自分の記憶も知識も全然空白である。
物売りの声 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
低くなつた北岸きたぎしの川原にも、円葉楊まるばやなぎの繁みの其方此方そちこち、青く瞬く星をちりばめた其隅々くまぐまには、やみに仄めく月見草が、しと/\と露を帯びて、一団ひとかたまりづゝ処々に咲き乱れてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
低くなつた北岸の川原にも、圓葉楊まるばやなぎの繁みの其方此方、青く瞬く星を鏤めた其隅々には、暗に仄めく月見草が、しと/\と露を帶びて、一團づゝ處々に咲き亂れてゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)