“まばらまばら”の漢字の書き方と例文
語句割合
斑々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月の暑い日の光が広庭一面の青いこけの上にしげった樹木のかげを投げています。真黒まっくろな木の葉の影の間々に、強い日光が風の来る時斑々まばらまばらに揺れ動くのが如何いかにも美しい。せみが鳴く。からすく。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)