“まだらまだら”の漢字の書き方と例文
語句割合
斑々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岐阜ぎふ清洲きよすなどとちがい、彼の地に、菜の花が咲き、桜も散る頃になって、ようやく、野や山が、斑々まだらまだら雪解ゆきげしてまいる」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白いワイシャツに黒い穴が開いて、その周囲まわりを焼け焦げが斑々まだらまだらにめらめらと焼け拡がった。……と見る間にその下の茶色の毛襯衣けシャツの下から、黒い血の色が雲のように湧き出した。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
斑々まだらまだらに立つ斑々
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)