“ぼんてん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ボンテン
語句割合
梵天100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そもそも、つつしみ、うやまって申したてまつるは、かみ梵天ぼんてん帝釈たいしゃく四天王してんのう、下界に至れば閻魔法王えんまほうおう……」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
部屋の片隅に等身ほどもある、梵天ぼんてんめいた胴の立像があったが、その眼へ篏められてある二つの宝玉が、焔のような深紅しんくに輝いていた。紅玉などであろうかもしれない。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それはほかでもない、あの堂に安置してある等身大の梵天ぼんてんの立像に手を入れる時、台座をはづしてみると、そのあはせの所に、男子の局部が二ついてあつたといふ事だ。