“ぼうれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暴戻78.0%
亡霊19.5%
暴厲2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶対民主平等のわが国では輿論は唯だに万能オムニポーテントである許りでなく、遍在オムニプレゼントでもある。輿論の暴戻ぼうれいから逃るべき道もなく隠るべき場所もない。
少数と多数 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)
「いつか行方ゆくえのわからなくなった、三にん亡霊ぼうれいであろう。」と、みんなは、こころでべつべつにおもいました。
黒い人と赤いそり (新字新仮名) / 小川未明(著)
孔子はそれを別室で聞いていたが、しばらくしてかたわらなる冉有ぜんゆうに向って言った。あの瑟の音を聞くがよい。暴厲ぼうれいの気がおのずからみなぎっているではないか。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)