“ほんまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
本町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その植え込みの中に大きなハマユウがあったことを今も記憶している。同君の邸は高知本町ほんまちの南側にあって、店ではその息子さんが時計などを商なっていた。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
この時本町ほんまちかたより突如とつじょと現われしは巡査なり。ずかずかと歩み寄りて何者ぞと声かけ、ともしびをかかげてこなたの顔を照らしぬ。丸き目、深きしわ、太き鼻、たくましき舟子ふなこなり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
巴屋の店の方へ行く順路は、柳橋を右に見て、横山町を真っ直ぐに大伝馬町から本町ほんまちへ出るのですが、その辺の横町、路地、大通りには、銭形のしおりなどは一つもありません。