“ほしえび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乾海老50.0%
乾蝦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名物に美味うまいものなしというけれども決してそうでない。その土地に適したるもので外の土地に出来ないものが沢山あるからね。椎茸しいたけの話で思い出したが九州や四国から出る乾海老ほしえびがその通りだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
鰹節かつおぶし乾海老ほしえびの類をそう呼んだのである。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そして街から街へ、先に云つたやうな裏通りを歩いたり、駄菓子屋だぐわしやの前で立留たちどまつたり、乾物屋かんぶつや乾蝦ほしえび棒鱈ぼうだら湯葉ゆばを眺めたり、たうとう私は二條の方へ寺町てらまちさがり其處の果物屋くだものやで足を留めた。
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)
そして街から街へ、先に言ったような裏通りを歩いたり、駄菓子屋の前で立ちまったり、乾物屋の乾蝦ほしえび棒鱈ぼうだら湯葉ゆばを眺めたり、とうとう私は二条の方へ寺町をさがり、そこの果物屋で足をめた。
檸檬 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)