“ほうぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倣造25.0%
包蔵25.0%
奉贈25.0%
抱蔵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の周丹泉が倣造ほうぞうした副の方の贋鼎がんていを出して視せた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかし健康で丸々と張りきった彼の頬は、よほど巧く出来ていて、旺盛おうせいな繁殖力を包蔵ほうぞうしていると見え、髯は間もなく新らしく伸びて、あまつさえ前より立派になる位だ。
先生と云ひ、奉贈ほうぞうと云ふを見れば、茶山と蘭軒との年歯の懸隔が想はれる。茶山が神辺かんなべの菅波久助の倅百助ひやくすけであつたことは、行状にも見えてゐるが、頼の頼兼よりかねを知つた人も、往々菅の菅波を知らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして少し若禿わかはげを呈している大きなおでこが、どういう考えをいま抱蔵ほうぞうしているか、余人をして容易にうかがわしめないようなまりきった顔をしていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)