“へんえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片影87.5%
辺裔12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
優れた探偵家のまぬがれ難い衒気げんきであったのか、彼も亦、一度首を突込んだ事件は、それが全く解決してしまうまで、気まぐれな思わせぶりの外には、彼の推理の片影へんえいさえも
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しきりに登って見たくなった。車中知人O君の札幌さっぽろ農科大学に帰るに会った。夏期休暇に朝鮮漫遊して、今其帰途である。余市よいちに来て、日本海の片影へんえいを見た。余市は北海道林檎りんごの名産地。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
近世豚の字を専らブタとむ。この語何時いつ始まったかを知らぬ。『古今図書集成』の辺裔へんえい三十九巻、日本部彙考七に、明朝の日本訳語を挙げた内に、羊を羊其ようき、猪を豕々ししとして居る。