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へきけつ
ふりがな文庫
“へきけつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
碧血
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
碧血
(逆引き)
百年
碧血
(
へきけつ
)
の
恨
(
うらみ
)
が
凝
(
こ
)
って
化鳥
(
けちょう
)
の姿となって長くこの不吉な地を守るような心地がする。吹く風に
楡
(
にれ
)
の木がざわざわと動く。見ると枝の上にも烏がいる。しばらくするとまた一羽飛んでくる。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さすがに顔を
反
(
そむ
)
けました。便所寄りの戸袋の傍、一枚開けた雨戸の中には、
碧血
(
へきけつ
)
に染んだお咲の薄雲が、虚空を
掴
(
つか
)
んだ形で死んでいるのです。
銭形平次捕物控:061 雪の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
楠公一族が、忠烈な
碧血
(
へきけつ
)
をもって苔と咲かせた
摂河泉
(
せっかせん
)
の石を、
湊川
(
みなとがわ
)
まで運ばせて、大きな碑を建てよう——という計画であるらしく
窺
(
うかが
)
われた。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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