“へいゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
平癒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞夫婦は増々ます/\よろこ心靜こゝろしづかに逗留とうりういたしけるうち早くも十日程立疵口もやゝ平癒へいゆして身體も大丈夫になりければ最早江戸表へ出立せんと申に亭主八五郎は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その様あたかも庸医よういが病を誤診して、初め普通薬を用いて無効なりしや更に劇薬を病者に服せしめし如く、病は平癒へいゆせざるのみか益々重る一方であった。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「お延、これは陰陽不和になった時、一番よくく薬だよ。たいていの場合には一服呑むとすぐ平癒へいゆする妙薬だ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)