“ぶんたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞達88.9%
文達11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厳かな閲兵えっぺいの後、李天王りてんのう李成りせい聞大刀もんだいとう聞達ぶんたつ、二将の号令のもとに、全軍、中書台ちゅうしょだいに向って、最敬礼をささげ、また、三たびの諸声もろごえを、天地にとどろかせた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『臣モト布衣ほいみづかラ南陽ニ耕シ、いやしくモ生命ヲ乱世ニ全ウシテ聞達ぶんたつヲ諸侯ニ求メズ』
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
自分はかつて、黄巾賊こうきんぞくの乱にもいささか功をたて、一時は鎮威中郎将ちんいちゅうろうしょうの栄職にありましたが、その後、思うところあって、故郷汝南じょなんに帰っていました。——李通りつうあざな文達ぶんたつと申す者であります
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)