“ぶんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
分才25.0%
分際25.0%
文哉25.0%
文采25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加多 斬る! 一旗本の分才ぶんさいで慮外の処置だ。
天狗外伝 斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
学問が進めば自覚が起り、従って自分の分際ぶんさいも分り、職業上の解釈も付いて来るから、彼等は喜んで祖先伝来の田畑を耕すに至るのみならず、風儀も改善され、農事上の改良も行われて来る。
夫婦共稼ぎと女子の学問 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
茨田いばらだ、高橋、父柏岡かしはをか、倅柏岡、西村、宮脇、橋本、白井孝右衛門と暴動には加はらぬが連判をしてゐた摂津せつゝ森小路村もりこうぢむらの医師横山文哉ぶんさい、同国猪飼野村ゐかひのむらの百姓木村司馬之助しまのすけとの十九人
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
東京でこそ外へさえ出れば、向うから眼の中へ飛び込んでくる図だが、渺茫びょうぼうたる草原くさはらのいずくを物色したって、斯様かよう文采ぶんさいひとみに落ちるべきはずでない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)