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ぶっけん
ふりがな文庫
“ぶっけん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
ブッケン
語句
割合
物件
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物件
(逆引き)
人と人との
交際
(
つきあい
)
に趣味のあるのとないのとは、金銭や
物件
(
ぶっけん
)
で
差引勘定
(
さしひきかんじょう
)
の出来ないところにある。いわゆる商売以外のところにある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
じぶんは身をもって金属Qという、
怪
(
あや
)
しき
物件
(
ぶっけん
)
にぶつかり、それを手の中におさえてしまえば、それでいいのであった。そしてそれはいそがねばならない。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りゅうりゅう
)
、
仕上
(
しあげ
)
を
御覧
(
ごらん
)
」というが、
物件
(
ぶっけん
)
ならば、できた仕事で用にたつが、人間はそうはいかぬ。
細工
(
さいく
)
する間の心持ちが
大切
(
たいせつ
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
その箱の中には、かんじんの
物件
(
ぶっけん
)
がはいっていなかった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
経済学者に言わすれば、これ
需要
(
じゅよう
)
供給
(
きょうきゅう
)
の然らしむるところと、
大雑把
(
おおざっぱ
)
に一言で解決するであろうが、これを個人々々の場合に当て
嵌
(
は
)
めると、人の問題は死んだ
物件
(
ぶっけん
)
の需要供給とは大いに
異
(
ちが
)
う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
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