“ぶえんりょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無遠慮93.1%
不遠慮6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
品川しながわの駅で、すぐ前の席へ、その無遠慮ぶえんりょなお客さんが乗り込んで来ると、クルミさんは、すっかり元気をなくしてしまった。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
わたくしは此不体裁にして甚だ無遠慮ぶえんりょな行動の原因するところをつまびらかにしないのであるが、其実例によって考察すれば
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
不遠慮ぶえんりょ御質問おたずねですがなあきみ。』と郵便局長ゆうびんきょくちょうはアンドレイ、エヒミチにむかってうた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ふいに不遠慮ぶえんりょな一ぴきが横合よこあいから、その金魚きんぎょをつつきました。
水盤の王さま (新字新仮名) / 小川未明(著)