トップ
>
ふんもん
ふりがな文庫
“ふんもん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
憤悶
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憤悶
(逆引き)
蝸牛
(
ででむし
)
の
角立
(
つのだて
)
て何の益なし、残念や無念やと
癇癪
(
かんしゃく
)
の
牙
(
きば
)
は
噛
(
か
)
めども
食付
(
くいつく
)
所なければ、
尚
(
なお
)
一段の
憤悶
(
ふんもん
)
を増して
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
己
(
おれ
)
は次第に世と離れ、人と遠ざかり、
憤悶
(
ふんもん
)
と
慙恚
(
ざんい
)
とによって
益々
(
ますます
)
己
(
おのれ
)
の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった。人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
けれどそれに
憤悶
(
ふんもん
)
してわれを失う彼でなかったことが倖せであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ふんもん(憤悶)の例文をもっと
(3作品)
見る