“ふんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フントウ
語句割合
奮闘58.8%
噴騰23.5%
奮鬪11.8%
憤刀5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにがへんだといって、つまりぼくはポコちゃんを、かれらの手からとりもどそうとして、ひとりでこうして奮闘ふんとうしていたんだ。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
直感に、さっと、無数の影が、往来へ散らばると、一瞬、土蔵はぐわうん——と自身を破壊して、炎と猛炎が、割れた口から、一丈も噴騰ふんとうした。
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女かのぢよ奮鬪ふんとう努力どりよくは、十ぶんむかし不名譽ふめいよつぐなふことが出來できた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
うけたは皆、自分の不徳である。——自分はばくをうけて、甘んじて、彼の憤刀ふんとうへこの首を授けようと思う。そして百姓や城兵の命乞いを彼にすがろう
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)