“ふひと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不比等71.4%
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤皇后とうこうごう光明こうみょう皇后)が聖武天皇に奉られた御歌である。皇后は藤原不比等ふひとの女、神亀元年二月聖武天皇夫人。ついで、天平元年八月皇后とならせたまい、天平宝字四年六月崩御せられた。御年六十。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
蘇我は滅びたが、代って天平のみ代にあらわれたのは藤原不比等ふひとの一族である。大化改新の功労者たる鎌足の息として、彼の漸く勢望を固め得たのは、聖武天皇の時代であった。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
そのとき、背の皇子のあまりに歎かせらるる有様を見て……あれはその……なんと言つたかな……さう、川原かわらふひとまろ……その満が奉つた歌だつた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「手長外記げき、益送(役送に同じ)ふひと。」など見え、大諸礼には
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)