“ふにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赴任94.7%
不忍5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
終りに臨んで君が延岡に赴任ふにんされたら、その地の淑女しゅくじょにして、君子の好逑こうきゅうとなるべき資格あるものをえらんで一日いちじつも早く円満なる家庭をかたち作って
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一八六六年モスコーの音楽学校が開かれると共に、二十六歳のチャイコフスキーは、和声学の教師として赴任ふにんした。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
夫を主人と思ひ敬ひ慎みてつかうべし。かろしめあなどるべからず。総じて婦人の道は人に従ふに有り。夫に対するに顔色言葉遣ひ慇懃にへりくだり和順なるべし。不忍ふにんにして不順なるべからず。おごりて無礼なるべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)