“ふたこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
双子58.3%
二子38.9%
二子織2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縞目も見えぬ洗晒あらひざらしの双子ふたこの筒袖の、袖口の擦切すりきれたのを着てゐて、白髪交りの頭に冠つた浅黄の手拭の上には、白く灰がかゝつてゐた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
さりとは外見みえを捨てゝ堅義を自慢にした身のつくり方、柄の選択えらみこそ野暮ならね高が二子ふたこの綿入れに繻子襟かけたを着て何所に紅くさいところもなく
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
着崩れた二子織ふたこの胸は、血を包んで、羽二重よりもなめらかである。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)