“ひやざけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
冷酒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一匹の小蝦が咽喉(のど)を通らないのを無理に冷酒(ひやざけ)で流し込んで『これが土産だ』と云ってその時の僕の全財産、二十銭を置いて来た
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おもて華(はな)やかに、うらの貧しいこんな文明人はついそこいらの牛店にもすわり込んで、肉鍋と冷酒(ひやざけ)とを前に、気焔(きえん)をあげているという時だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蘿月は稽古のすむまで縁近(えんぢか)くに坐って、扇子(せんす)をぱちくりさせながら、まだ冷酒(ひやざけ)のすっかり醒(さ)めきらぬ処から、時々は我知らず口の中で稽古の男と一しょに唄(うた)ったが
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)