“ひまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒマツ
語句割合
飛沫98.3%
日祀1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肌を刺す、冷い風が、窓から吹きつけて来る。長い間、かうした冷い風の触感を知らなかつただけに、ゆき子は、季節の飛沫ひまつを感じた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
黒い海は、やがてその底の蒼緑色あおみどりいろと、表面の波立ちとをあきらかにし、げんに散る白い飛沫ひまつを縫い、ほのかに細いにじの脚が明滅した。
朝のヨット (新字新仮名) / 山川方夫(著)
日祀ひまつりをする風習が行われていて、日の出から日の入りまで、日を迎え、日を送り、又日かげと共に歩み、日かげと共に憩う信仰があったことだけは、確かでもあり又事実でもあった。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)