“ひぶく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火膨60.0%
火脹40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何のそれほどご案じになることがござりましょう火膨ひぶくれの痕が直りましたらやがて元のお姿に戻られますとなぐさめればこれほどの大火傷おおやけど面体めんていの変らぬはずがあろうかそのような気休めは聞きともないそれより顔を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
私だけ出来て不思議に思ったものだがなぜか自分でも分らない。秘法を教わって、そうやると熱くないのだという自信があるから、恐らくその為なのだろうが、兎に角火脹ひぶくれにならない。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
められる方が災難さ。目隠しが低い鼻の上へずっこけてえらみ討ちに捕まえるんだもの、やり切れないよ。御覧よ、先刻さっきお前さんに嘗められたおこまちゃんの頬が、火脹ひぶくれになったじゃないか