“ひとりまへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一人前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずつとむかうの方には朝鮮人も起きて来て外を見て居るやうであつた。斎藤氏は朝寝坊をしたと云つて、八時すぎに食堂へくのを誘ひに来た。パンと珈琲コオヒイだけの朝飯あさはん一人前ひとりまへに払ふのが五十銭である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
これにて礼服着用の立派な婦人一人前ひとりまへ粧飾品さうしよくひんなり、衣服なり、はた穿物なり、携帯品なり、金をくれば際限あらず。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)