“ひとりまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一人前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七左、程もあらせず、銚子を引攫ひッつかんで載せたるままに、一人前ひとりまえの膳を両手に捧げて、ぬい、と出づ。
錦染滝白糸:――其一幕―― (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何処どこから取寄せた肉だか、殺した牛やら、病死した牛やら、そんな事には頓着とんじゃくなし、一人前ひとりまえ百五十文ばかりで牛肉と酒と飯と十分の飲食であったが、牛は随分硬くて臭かった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
おきまりの一人前ひとりまえの刺身位は物の数でもなく、たちまちそれは平らげられてしまいます。