“ひとまじわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
人交100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏蘭西フランスの小説を読むと零落おちぶれた貴族のいえに生れたものが、僅少わずかの遺産に自分の身だけはどうやらこうやら日常の衣食には事欠かぬ代り、浮世のたのしみ余所よそ人交ひとまじわりもできず
あれは人交ひとまじわりのできぬ素性の者であるに拘らず、能登守をあざむいて、その寵愛ちょうあいをほしいままにしているけがらわしい女、横着おうちゃくな女という評判が立っていることであります。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)