“ひとたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一堪57.6%
一溜39.4%
一耐3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐ろしい腕前だ、あの棒が一当り当ったら、こちとらのなまくらはボロリと折れて、腕節うでっぷしでも首の骨でも一堪ひとたまりもあるもんじゃねえ
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼奴きゃつたむろさぬうち、切崩きりくずさば、何の一溜ひとたまりもあるべき。天下の雌雄しゆうを決し、われらが大志を果すとき、この節到来。今ぞ到来ぞや。——怠るな各〻
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
福島は一耐ひとたまりもなく恐れ入って仕舞った。
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)