“ひせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秕政83.3%
批正5.6%
斐誠5.6%
秘精5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵部に結べば功なきも賞せられ、兵部に抗すれば罪なきも罰せられたと云ふわけで、秕政ひせいの眼目は濫賞濫罰らんしやうらんばつにあつたらしい。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
小野蘭山おのらんざんの『大和本草批正ひせい』には「三波丁子 一年立ナリ蛮産ナレドモ今ハ多シセンジュギクト称ス秋月苗高五六尺葉互生紅黄草ノ如ニシテ大ナリ花モコウヲウソウノ如ニシテ大サ一寸半許色紅黄単葉モ千葉モアリハナ長ク蔕ハツハノヘタノ如ク又アザミノ如シ九月頃マデ花アリ花鏡ノ万寿菊ニ充ベシ」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
魚家の数人が度々ある旗亭きていから呼ばれた。客は宰相令狐綯れいことうの家の公子で令狐※れいこかくと云う人である。貴公子仲間の斐誠ひせいがいつも一しょに来る。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
焦立いらだった鏡丹波が、無形一刀の秘精ひせい釘打くぎうちの突き、六尺離れたところから刀を突き出して、斬ッ尖で釘を打ち込むという、これが源助町道場の大変な味噌みそだったもので、また
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)