“ひうちばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火打箱75.0%
燧石箱25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御広間おひろま敷居しきいの内外を争い、御目付部屋おめつけべや御記録ごきろくおもいこがし、艴然ふつぜんとして怒り莞爾かんじとして笑いしその有様ありさまを回想すれば、まさにこれ火打箱ひうちばこすみ屈伸くっしんして一場の夢を見たるのみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「ええ、構うものか、こんな稲荷……。さあ、焼くぞ、こんな燧石箱ひうちばこのような小っぽけなほこらは、またたく間に灰にしてしまうぞ。野良狐のらぎつねが隠れているなら早く出て来い」
半七捕物帳:17 三河万歳 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)