“ばんじよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万乗66.7%
萬乘33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時はこれが、無上の佳味として、上は万乗ばんじようの君の食膳にさへ、上せられた。従つて、吾五位の如き人間の口へは、年に一度、臨時の客の折にしか、はいらない。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
二九万乗ばんじようの君にてわたらせ給ふさへ、三〇宿世すくせごふといふもののおそろしくもそひたてまつりて、罪をのがれさせ給はざりしよと、世のはかなきに思ひつづけて涙わき出づるがごとし。
藤川宿の町外れにすてたるは是非もなき次第なり嗚呼あゝ勿體もつたいなくも一てん萬乘ばんじよう皇帝おほぎみも世の中下樣しもざま人情にんじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)