“ばんこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万恨50.0%
晩婚25.0%
瘢痕25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万恨ばんこんの辞世を口誦くちずさんで、白装束を自刃の鮮血に染めて伏した夕べは。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もうすぐ四十で、しかも晩婚ばんこんの後藤先生には乳呑ちのがあった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
癒えたがかさぶたを結んだところが瘢痕ばんこん組織で補はれたと見えてそこにあとが残つた。その小さい男根図の痕は、小学校を出て中学校に入り中学校を出て高等学校に入るころまでは残つてゐた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)