“ばらもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バラモン
語句割合
婆羅門82.6%
波羅門17.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦行は僧や婆羅門ばらもんの徒のぎやうするものばかりではない。人間はすべてこれを行してゐるではないか。意識せると、意識せざるとの区別はある。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
いったいこの舎利弗は、もと婆羅門ばらもんの坊さんであったのですが、ふとした事が動機もとで、仏教に転向した名高い人であります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
その弟子中道で人が仏の無量の徳行を説くを聞きて仏に趣く途中虎に食われ、善心の報いで天に生まる、旧師波婆利慈氏のために大会を催すところへ悪波羅門ばらもん押し懸けてのろい波婆利大いに困る
ただ波羅門ばらもん刹帝利せっていりだけは便器の中に用を足し、特に足を労することをしない。しかしこの便器の中の糞尿ふんにょうもどうにか始末しまつをつけなければならぬ。その始末をつけるのが除糞人じょふんにんと呼ばれる人々である。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)