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ばしょうせん
ふりがな文庫
“ばしょうせん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
芭蕉扇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芭蕉扇
(逆引き)
孫悟空に凝って、
金箍棒
(
きんこぼう
)
や
羅刹女
(
らせつにょ
)
の
芭蕉扇
(
ばしょうせん
)
をありありと目に見た子供は、やがて原子の姿をも
現身
(
うつしみ
)
の形に見ることが出来るであろう。
簪を挿した蛇
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
しかし御主人は
不相変
(
あいかわらず
)
、澄ました御顔をなすったまま、
芭蕉扇
(
ばしょうせん
)
を使っていらっしゃいました。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
八百
里
(
り
)
の間ことごとく
火焔
(
かえん
)
につつまれ、それを越えようとすれば
黒鉄
(
くろがね
)
の
身体
(
からだ
)
でもとけてしまうという火焔山では、孫悟空は
羅刹女
(
らせつにょ
)
の
芭蕉扇
(
ばしょうせん
)
にあおられてひどい目にあった。
『西遊記』の夢
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
俊寛様は悠々と、
芭蕉扇
(
ばしょうせん
)
を御使いなさりながら、
島住居
(
しまずまい
)
の御話をなさり始めました。
軒先
(
のきさき
)
に垂れた
簾
(
すだれ
)
の上には、ともし火の光を尋ねて来たのでしょう、かすかに虫の
這
(
は
)
う音が聞えています。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俊寛様は御腹立たしそうに、ばたばた
芭蕉扇
(
ばしょうせん
)
を御使いなさいました。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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