“ばいやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
売薬60.0%
賣藥30.0%
売約10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富山とやまはその首都で、ここも前田一門の居城でありました。しかしそういう殿様のことよりも、富山といいますと、すぐ売薬ばいやくのことが想い起されるでしょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
こゝに、一寸ちよつとことわつておくのは、工學士こうがくしかつ苦學生くがくせいで、その當時たうじは、近縣きんけん賣藥ばいやく行商ぎやうしやうをしたことである。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
チャンは、立花先生と売約ばいやくが成立したことを忘れているような態度で、気軽に三日月形の黄金メダルをだしてみせたのである。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)