“はんよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
范陽57.1%
繁擁14.3%
繁陽14.3%
鄱陽14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ三十がらみの壮者だが、顔いちめんの青痣あおあざへもってきて赤いまだらひげ無性ぶしょうに生やし、ふさ付きの范陽はんよう笠を背にかけて、地色もわからぬ旅袍たびごろも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は無慚、無愧、無苦、無憂にして、百煩悩の繁擁はんようするところとなりて、みづから知ること能はざりしなり。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
受禅台は、繁陽はんようの地をぼくして、その年十月に、竣工を見た。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにたきぎを売る者がありまして、鄱陽はんようから薪を船に積んで来て、黄培山こうばいさんの下に泊まりますと、その夜の夢にひとりの老人があらわれて、わたしが頼むから