“はつはな”の漢字の書き方と例文
語句割合
初花100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
類似の句には、「何すとか君をいとはむ秋萩のその初花はつはなのうれしきものを」(巻十・二二七三)がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
私が初花はつはなという吉原の花魁おいらんと近づきになったのも、やはり好奇心のためでした。ところが段々馴染んで行くと、好奇心をとおり越して、一種異ような状態に陥りました。
遺伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
後の作者は二人がしににゆく姿をえがくが如くに形容して、お染に対しては「おんな肌には白無垢むくや上にむらさき藤の紋、中着なかぎ緋紗綾ひざや黒繻子くろじゅすの帯、年は十七初花はつはなの、雨にしおるる立姿たちすがた
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)