“はくどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白銅63.6%
搏動18.2%
摶動9.1%
膊動9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらは、さがしたけれどなかったようです。——哲夫てつおが、しばらくして、くつをげると、した白銅はくどうがころがっていました。
中学へ上がった日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私はそのとき、彼の小さな心臓がドラムかんのようにふくれあがり、大太鼓の乱打のような搏動はくどうをするのが感じられた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そんなとき、彼の心臓に打った不吉な摶動はくどうが、どうして母を眼覚まさないと言い切れよう。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
外海そとうみあらい怒號の外に、なほ町自身の膊動はくどうがある。何かと云ふとそれはかの平地を驅けつて來る汽車である。
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)