“ニッケル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白銅66.7%
洋銀33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さう思ひながら、信一郎は死者の右の手首から、恐る恐る時計を脱（はづ）して見た。時計も、それを腕に捲く腕輪も、銀か白銅（ニッケル）らしい金属で出来てゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) ／ 菊池寛(著)
そう思いながら、信一郎は死者の右の手首から、恐る恐る時計を脱（はず）して見た。時計も、それを腕に捲（ま）く腕輪も、銀か白銅（ニッケル）らしい金属で出来ていた。
真珠夫人 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)
映画で見るように、詰襟（つめえり）の制服に胸へ洋銀（ニッケル）の証章（バッジ）を付けた丸腰の警官隊が、棍棒を振りまわし、チュウイング・ガムを噛みながら八方へ飛んだ。私服も参加した。
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) ／ 牧逸馬(著)