“のてん”の漢字の書き方と例文
語句割合
野天100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば野獣やじゅう盗賊とうぞくもない国で、安心して野天のてんや明けはなしの家でると、風邪かぜを引いてはらをこわすかもしれない。○をさえると△があばれだす。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
野天のてん藝人を一々立つて見た上、今度は足藝と河童かつぱ、ろくろ首に大蛇の鹽漬、といつた小屋掛の見世物を覗いて、一ときばかり後には、鳥娘の繪看板ゑかんばんの前に
……どうぞ助けると思って僕を他の室に……エッ……室が満員なんですって? そんなら野天のてんでも構いません。どうぞどうぞ後生ですから、僕を別の室に……。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)