“にせむらさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偐紫66.7%
偽紫33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欲（ほし）いのは——もしか出来たら——偐紫（にせむらさき）の源氏雛（げんじびな）、姿も国貞（くにさだ）の錦絵（にしきえ）ぐらいな、花桐（はなぎり）を第一に、藤（ふじ）の方（かた）、紫、黄昏（たそがれ）、桂木（かつらぎ）、桂木は人も知った朧月夜（おぼろづきよ）の事である。
雛がたり (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)
「偐紫（にせむらさき）」の桐（きり）の花（はな）
どんたく：絵入り小唄集 (新字旧仮名) ／ 竹久夢二(著)
「わっしも江戸へまいりましたら、偽紫（にせむらさき）に染まないで、その真っ赤な男気（おとこぎ）ッてところにあやかりたいものでございます」
鳴門秘帖：01 上方の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)