“にいぼとけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
新仏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イヤ、この村には若い女の新仏にいぼとけはない筈だ。といって、山犬共が生きている人間を
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
新仏にいぼとけの穴をあばき、その中の棺のふたを取り、死人の冷えた肉と、骨とを取り出して、ボリボリ食っている、あまりのことに仰天して気絶したお婿さんを、その花嫁さんが呼び生かして言うことには
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
でし月影に一名の曲者くせものくわふるって新仏にいぼとけつちまんじゅうを発掘せる有様を認め腰を抜かさんばかりに打驚うちおどろき泥坊泥坊とよばわりければ曲者もびっくり仰天ぎょうてん雲を霞とにげ失せたり届けいでにより時を
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)