“なんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
難所81.8%
南徐9.1%
難処9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山道でとんと往来がありませんので、ごく難所なんじょですから案内者がなければいけませんと聞いて、其のうちに案内者を頼みまして、翌朝よくちょうになると
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ために、呉軍は大損害をこうむり、逆に、攻囲の陣を払って、南徐なんじょ潤州じゅんしゅう(江蘇省・鎮江市)あたりまで敗退するのやむなきに至ってしまった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫権は近頃、呉の南徐なんじょ(南京附近)に都していたが、すぐ魯粛を呼んでいった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ようやく金で関所を越えて、かゞぞへ出て小豆沢あずきざわ杉原すぎはらうつぼ三河原みかわばらと五里少々余の道を来て、足も疲れて居ります。ことに飛騨は難処なんじょが多くて歩けませんから、三河原の又九郎またくろうという家に宿を取りました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)