“なんきんだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南京玉92.3%
南豆玉7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつでもじさえすれば、ツルのかくした花や南京玉なんきんだまが、水のしたたる美しさでうす明かりの中にうかぶのであった。
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)
さよは、それでほおずきをおうか、南京玉なんきんだまおうか、それともなにかおままんごとの道具どうぐおうかと、いろいろ空想くうそうにふけったのであります。
善いことをした喜び (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふくろの口から順々に這い出して火の気のない部屋の中を、寒そうにおずおず歩いたり、くつの先から膝の上へ、あぶない軽業かるわざをして這い上りながら、南豆玉なんきんだまのような黒い眼で、じっと
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)